やはり旅行者の方にとって一番不安なのが「スリ」や「引ったくり」だと思います。楽しい旅行をつまらなくしないためにも被害には合いたくないところ。注意さえしていれば避けられる事が多いので少しここでアドバイスを・・・。

 ジプシー・スリ達はとにかくいつも集団で行動します。手口としては、外であればダンボールの切れ端や紙袋などを持って手を隠し近寄って来て…というまさにわかり易い手口。後はあからさまにポケットなどに手を突っ込んでくる人もいます。
バスや地下鉄であれば取り囲まれて身動きを取れない状態に持っていき蛇のように手が伸びてきてすられる。後はラッシュの時を狙って、押すように入って来たかと思うとドアが閉まる瞬間に足を出す。するとドアはもう1度開くので、その時に彼らは立ち去るが気がつくと財布が無くなっていたいう早業を成すスリ達もいる。
一般的に子供を含む4、5人単位でのグループが多く、一人がスルとすぐ誰かに回して5人が一斉にバラバラに逃げて行くというシステム。また子供には罪が問われない為、基本的には子供が犯行に及ぶ事が殆どらしい。

格好は髪は長く変なリボンで結んでいて、ロングスカートをはき、乳飲み子を前に抱えていると風貌のジンガリが多いです。格好で判断し易いスリは事前に「あっスリかも?」と察知できるのですが、最近ではイタリア人と変わらないような服装をし、女の子はお化粧をし、一見スリだと判断するのが難しい集団が増えています。また、『私達も旅行者です!!』と言わんばかりに、首からカメラを掛け、日よけ帽、片手には地図を装ったジプシー等も出現中。

またジプシーの他に、旧東欧系のスリもいます。

特に注意した居場所は、地下鉄のA線・観光地を巡回するバス・人が多い道(コルソ通り・ナッツオナァーレ通りなどなど。)、またサッカー開催日のスタジアム行きのトラムやバスも要注意。

あと注意したいのは置き引き。テルミニ駅等でほんの一瞬荷物から目を離した隙に荷物を盗まれる等の被害があります。

対処としては
地下鉄やバスに乗る時はなるべく混んでいる時(車輌)は避けて利用する。着た電車もしくはバスがめちゃめちゃ混んでいる場合は、少し待って次に来る電車・バスを待ちましょう。そして必ずバックやリュックは体の前に持って両手を手放しの状態にはせずカバンのふたの上に手を置いておくこと。ポケットやバックの外側には貴重品は入れないこと。冬場であればバックやウエストポーチをかけてからジャケット、コートなどを着て隠す。

もし、すられたら日本語で怒鳴る!!変に、イタリア語や英語で怒鳴ると、
「あっ、こいつ言葉がわかるんだ。」
と思われ、向こうに余裕を持たせてしまいます。日本語で、思いっきり怒鳴ると、スリのほうはチンプンカンプンになり、びっくりすると思います。
ヒッタクリは、原付バイクなどで、カバン、ネックレスなどをひったくっていく。日本人の留学生が、ひったくりに会い、カバンと一緒にバイクに引きずられてしまい、亡くなってしまった、悲しい事件もありました。カバンなどは、車道側に持たないようにしましょう。

ちょっと怖い事を書いてしまいましたが、スリや引ったくりに遭遇する確立自体はそんなに高くはありません。もし遭遇したとしても隙を見せなければ、彼らも直ぐに諦めます。駅や混雑している所では充分注意し、楽しむ所では思いっきり楽しむメリハリが大事だと思います。