『私の天才!』  2005/8/8 文:MIKA

こんにちわ。珍しく続けてMIKAです。
7月のめちゃくちゃ暑かった19日の事でした。
その日は、朝から出かけ汗びっしょになって帰宅。
即行、シャワーへ駆け込んで蛇口をひねる事1分・・・んん?お湯が・・・出ない??出ない!!えーっ!うそー!!マ゙ジでぇーーーっ!!!
まっぱ(素っ裸)のまま、いつもボイラーの点検や修理をしてくれるヴィートに急いでTEL…流行の曲と共に『電源が入っていません』のアナウンス。
時計を見ると夜の9時前、、、しゃーない、パスタを茹でる鍋、大2を取り出し、その日はお湯を沸かしてシャワーをする羽目に、、、

次の朝8時過ぎにはヴィートに状況を説明し、夕方7時に点検に来てくれもらう。

ボイラーは、家のベランダに設置されているので、ベランダに出てヴィートと近況を話しながらボイラーを点険し始めて少しすると、下でギヤァ゙ーーッ、ギヤァ゙ーーッと
何やら叫んでいるのか泣いているか、とにかく変な声がする。

覗くと、下の住人が飼っているレオ(レトリバー)が、子猫を追いかけ、とっ捕まえて、口にくわえブンブン振り回しているではないか。
(ちなみに家の下の家には大きくて広ーいお庭があって、夏はいつも友人達を招いてパーティ三昧。)

それに気づいた住人のバルバラさん(55歳位で気品のある美婦人)が、ホウキを持って
『レオ!!やめなさい!!!』
と一生懸命言っているが怖くて近づけない様子。

ヴィートが口笛を吹いて、レオの気をそらそうともしてみたが、くわえた子猫を一向に放す気配はなし。

バルバラさんが
『助けてちょーだい!!』
とヴィートに言うと、
『シニョーラ(ご婦人)、残念だが、俺はボイラーの修理に来ていて、動物を見に来に訳じゃねー。』
って、あらららら〜やっぱ、あんたはイタリア人。

バルバラさんは奥の手を思い付いたらしく、ホースを持ち出しレオめがけて水攻撃!
でもレオは暖まった身体に水シャワーで気持ち良さそうな雰囲気。

しかも、子猫をくわえたままで、水しぶきを飛ばす犬独特の行為、ブルブルブル〜〜〜ッ!!あ゙あ゙ー、全くの逆効果。
子猫の泣き声も最初より酷くなって来た。
バルバラさんは、
『もう!どうしたらいいのーーっ!!』
と興奮状態で、家の中に入ってしまった、、、ええーー、このまま放置かよっ??
その間、私もレオの大好きなビスケットを持ってきて、投げてみたが全く興味なし。

一方、ヴィートはマイペースに、鼻歌を歌いながらボイラー点検中。

するとバルバラさんが再び、庭へ出きた。私を見るなり、

『もう大丈夫、私の天才を呼んだから、直ぐにおさまるわ!!』

と言いまたまた逆効果の水攻撃開始。

ん?ところで、私の天才って??誰???・・・まさか息子(30歳手前)????
(注:バルバラさん家族は旦那さんと息子、娘の4人家族。皆、品があって、あんまりイタリア人らしくない感じの顔立ち揃い。)

イタリアのお母さんが特に息子の事を呼ぶ敬称としてよく聞くのが、私のアモーレ、宝物、お人形等。
実に、天才は初耳。色々と言い方を変えるもんだわ・・・と改めて関心。っつーか、日本でそんな事言ったら、はっきり言って引くっつーの。

結局、数分後に天才!息子が登場し、レオと子猫ちゃんを引き離したのでした。
子猫ちゃんは、何とか無事でちゃんと歩いてたし、走ってました。良かった良かった。

その後、レオは何度もお尻を引っ叩かれ、悲しそうな様子・・・

最後にヴィートが、
『ミカ、今回は子猫だったけど、もし子供だったら・・・どーなる?』
確かに、ごもっとも。

そして、大した事ではないだろうと思っていたボイラーは、重要な部分が損傷していて、その日から1週間はお鍋で
お湯を沸かしての生活なのでした。辛かったぁ〜。


▲「オレなんか悪い事した?」・・・反省中。