教習所に行く事に決めた私は、まず家の近くにある教習所に詳細を聞きに行きました。受付けのおねえさんが
「では住民票、滞在許可証、写真2枚と40万リラ(当時のレートで2万円)を持ってきてください。」
と言ったので早速次の日にすべての書類をもって再び教習所に行きました。すると
「健康診断があるので金曜日の5時に来て下さい。」
との事でした。そして金曜日に再度教習所へ・・・。
『5時に来て!』と言ったのにもう6時。でもイタリアではこんな事は当たり前と諦めモードに入った時、医者らしき人が登場。久しぶりの健康診断(音大入学健康診断以来)で少し緊張して部屋に入っていきました。すると先生が
「君、中国人?それとも日本人?」
と私に質問してきました。
「日本人です。」
と答えるやいなや
「東京?」
と質問され
「いえ、大阪です。」
と答えると
「僕は10年前に東京に行ってテキ・・・テキ・・・テキナワ?ホテルに泊まったよ。」
というのです。
「テキナワ?そんなホテル無いです。」
と言っているうちに心の中で
「あー高輪ホテルね。」
と思いつつそんなこと言うと話しが終わりそうに無かったので
「健康診断を始めましょう!」
と少し冷ために言いました。
すると
「もう終わったよ」
とかるーく言うのです。
「まだ何もしてないでしょ?」
と言うと
「君、目見えてるでしょ?じゃーOK!」
とハンコを一突き!
「はい!次の人」
とあっさり終わってしまいました。
本当にこんな事でいいの?と皆さんはお思いでしょうがイタリアではOK!!これが普通です。結局、形ばかりの健康診断でした。せっかく緊張したのに損してしまいました。それで入所の手続きは終わり。次の日から教習が始まる事になりました。
次回に続く・・・
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