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学科試験も無事終り、いよいよ最終の実技試験を受ける事になりました。
「教習を受けていると言うより遊園地でゴーカートに乗りに来ているような、なーんとも緊張感の無い教習だったなー」
と今までの教習の事を振り返りながら私の順番を待っていました。試験コースはいたって簡単。ただたんにスーパーの周りを2週するのみ。でもいつもは陽気な教官も今日はなんかぴりぴりしていて、なんか雰囲気が違うのです。
「どうしたの?」
と前の女の子に聞いて見るとどうやらものすごく厳しい検査員の人に当たったらしいのです。イタリアでは、実技試験の時は陸運局から検査員が一人やってきて後部座席に座って点数をつけるそうなのです。それを聞いた瞬間さっきまでのほほんとしていた気分が急に緊張にかわりました。それは何故かというと私の滞在許可証が試験の3日後に切れてしまうので、これに落ちると次の滞在許可証が発行されるまで、試験を受ける事が出来ないのです。しかもローマは申請してから発行されるまで、なんと6ヶ月も待たなくてはいけないのです。私の前に3人の女の子がいたのですが合格は一人のみ。すごい緊張のなか私の番が回ってきました。
私が車に乗ろうとした時、教官が
「りえ!乗る前に前と後ろ確認したか?しないとだめじゃないか!」
と言いました。って言うか今までの10回の教習の中でそんな事一回も教えた事無いじゃん!!!
「頼むよ教官!」
と思った時にはすでに減点。
「あーもうだめだ!この陽気なだけのダメ教官に私はお金を払ってたのか・・・・・・。」
と思った時にはもう後の祭り。次から次へと教わった事も無い知らない事だらけ。
「何の為の教習だったんだよー!」
私の中にむなしく響いた時には不合格のハンコがおされていました。
教官は
「りえ、どうして教えたとうりにしなかったんだ?」
と一言。
「要らない話ばっかりして何にも教えてないじゃないか!金かえせー!!」
と思ったけど、あきれて何も言う気がしませんでした。皆さん、もしイタリアに留学して免許を取ろうと思ったら教習所には行かず自分で勉強しましょう。イタリアでは飛びこみで免許を取るのは難しい事ではありません。むしろ教習所に行って免許を取る方が困難な道です。この後私は一回も教習所に行く事は無く自分で練習して、6ヶ月後見事合格しました。
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